新車並行車・中古並行車の判別方法
ほとんどの中古並行車は外国で整備、修理、をし日本へ輸入されます。
アメリカやカナダでは1年間に2〜4万キロ位走行するのは当たり前の事です。
中には1年で10万キロ以上も走行する車も実際にあるのです。
ショップの人が言っていたのですが、アメリカの車は土地が広いので、
日本に比べるとかなりの過走行車が多数あります。
過走行車のなかでは、1年で10万キロ走ってる車もあります。
そのため中古車が輸入される時にメーターを戻されてから日本に入ってくる
中古車が非常に多いのが問題とされています。
中古並行車のほとんどがメーターの巻き戻しがされているそうです。
アメリカの道路には小石やゴミなどの残骸や物が多数落ちていたりします。
日本の道路、高速道路の様にきれいに整備されていないのが現状です。
そのため下回り、フロント回りにキズが付きやすいのです。
その周辺のキズの多さなども走行距離予想の役に立つと思います。
しかし、最近ではその周辺の部品がすべて新品に交換されている傾向も多数
あります。フロントガラス、ヘッドライト、グリル、バンパー、
などがやけに新しい場合や、
新品に交換してある部品が多い車は特に注意が必要です。
下回りもすべてシャーシーブラック(下回り用のサビ止め黒塗装)などで、
塗装されている物が多く国内に輸入されています。
内装の本皮シート、ハンドル、ダッシュボード等も張替えたり、
交換したりしている場合も多いです。
中古並行車で新しい部品や塗装などされている車は注意が必要です。
一番簡単に判別できる方法もあります。それはシリアルナンバーです。
通称VINナンバーと呼ばれています。
VINナンバーの場所は、車の外から見て運転席のフロントガラスと、
ボンネットの間にバーコードのようなものがあります。
そのバーコードのようなものの下に17桁の番号があり、
左から10桁目が製造年を表しています。
М=1991年 N=1992年 P=1993年 R=1994年
S=1995年 T=1996年 V=1997年 W=1998年
X=1999年 Y=2000年 1=2001年 2=2002年
3=2003年 4=2004年 5=2005年 6=2006年
7=2007年 8=2008年
上記のことを車検書と見比べてみると、
登録年と製造年が違ったら間違いなく並行輸入車になるのです。
ここは重要なので、後ほど具体例をあげて説明します。